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百日咳の追加ワクチンをしましょう!

 地域行政の接種券の裏にある定期接種ワクチン対応医療機関の一覧がありますが、これは

ワクチンの専門的な知識のある医療機関の一覧ではなく、行政の依頼で定期接種を実施協力をしている医療機関の一覧にしかすぎません。

 本来、任意接種ワクチンやインフルエンザワクチン接種などを対応する医師は、ワクチンに関する専門的な知識のあるべきで、特に小児においては母子手帳をしっかりと医師が確認し、接種忘れの確認や次のワクチン接種スケジュールにも対応しないといけません。

 しかし、残念ながら、小児科内科を標榜しているだけで知識のアップデートのない医師が対応していることが多く、母子手帳のチェックを医師がしておらず、母子手帳にスタッフがシールと日付を記載しているだけのところも・・・。


 現在の日本では、百日咳のブースターワクチンが任意接種になく、1~2回のブースターがないため、小学生の高学年、中学生ぐらいに抗体が減少することで地域/学校/家庭などで

百日咳の感染拡大がみられています。


それを予防するために下記の1~2回を自費接種(任意)をすることで回避できます。

 1:小学校就学前の1年間(年長さん)の間で自費接種(任意)で行う。

 2:11歳~12歳でのDT(2種混合:ジフテリア・破傷風)ワクチンの代わりに


百日咳単独ワクチンは現在ありませんので、DPT(3種混合:ジフテリア・百日咳・あ破傷風)自費接種(任意)を行います。他の2つも抗体があがり、より予防効果があがることでメリットが高まります。

 

 当院では、特にDTワクチン接種をお電話予約された患者さんには、DPTワクチン接種を提案させて頂いております。



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