
発熱がでる病気には、感染症・膠原病・がん、心疾患など様々な病気があります。
その発熱の原因か、何かを明らかにせずに昔は抗生物質をなんとなく適当に出していました。しかし、原因がわからないと抗生物質は効果がないどころか害になり得るというのが明らかになり、耐性菌という抗生物質の効かない細菌がすごく増えており、そのツケすら出てきています。
採血で白血球やCRPやプロカルシトニンでは細菌やウイルス感染かを見極めることはできないということも今の医学では常識だったりもします。その発熱の原因がなにかを見極めるためには専門的な知識と経験が必要となります。そのためには、きちんと経過をみて、症状を見極め、その都度に本当に必要とされる検査を実施することが重要となるのです。
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症が拡がり、インフルエンザとともに迅速簡易検査やPCR検査の結果だけ説明されて、診断や説明が不十分なまま迷子になってしまっている患者さんも少なからずおられます・・・。
当院では、はじめの対応はもとより、そういった迷子になっておられる患者さんに専門的な知識と経験をもとに感染対策もしっかりしたうえで対応しております。

また、外来/入院における内科系/外科系など全科における感染症診療の診断の仕方、抗菌薬(抗生物質)の使い方、微生物(細菌、ウイルス)、検査の使い方
などを毎週水曜日の休診日の朝8時00分~08時30分に全国の医師/薬剤師/看護師/微生物検査技師などの医療従事者を対象に600名参加のモーニングレクチャーをWEB講演として開催しています。

一般向け/感染症初学者向け
風邪を診る
すべての医療従事者向け
細菌性上気道感染症を診る
小児科/内科/耳鼻咽喉科医向け
発熱&感染症外来
また、診療日診療時間において、小児~成人すべての年齢層に対しての初期より
【発熱等検査指定医療機関】として県に登録しております。空間的動線を7つに分けることにより、待合室や診察での感染拡大を増やさないように細心の注意を払い、安心して受診して頂けるように感染対策には万全の体制を整えています。
また、新型コロナウイルスのPCR検査や抗原定性検査キットだけをするというものではなく、事前の詳細な問診や診察などから、それらだけでなく。多くの細菌やウイルス検査も必要を見極めたうえで実施し、その検査実施基準やその結果に対する解釈やその後の対応なども専門的な知識をもとに対応説明を必ずしていますので、感染症診療を専門の1つとしている医師として、検査だけして、一切の診察をしないといったことはしておりません。
丁寧かつ詳細な問診により、多くの感染症の検査前確率を想定したうえで、本当に必要な検査のみ実施をするように心がけております。
全国に1つでも多くの根拠をもった正しい発熱等風邪症状に対する感染症診療が実践できる医師/医療機関が増えてもらうために、院長が2006年から開催している感染症予備校としての生講演やWEB講演、医療系教育番組「ケアネットTV」などにて講演活動や書籍執筆などもしています。