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書籍購入者:書評

​実際に書籍を読まれた方のレビューのご紹介

兵庫県立こども病院 感染症科 科長 笠井 正志

代表著書:小児感染症と抗菌薬のトリセツ / HAPPY!こどものみかた

やられた。正直な感想はこれです。
数年前にはじめて著者の講義を拝聴しました。医学的知識のアップデートされロジカルで耳鼻咽喉領域の外科医としての実際に「上気道」を知り尽くし、プライマリケア医として何十万人も「上気道炎」を診てきた実績とで組み合わされた深みある知恵=TIPSが、テンポが良く次から次に繰り出されていました。
特に素晴らしいと思い講義メモしたものに「耳鼻咽喉科医は外科医。薬、抗菌薬の専門家ではない、キチンとブラッシュアップされていれば、ぶっちゃけ何科医でも良いと思っている」や「子どもに鼻腔吸引は一時的な改善効果しかなく、結局家に帰れば元通り」です。よくぞ言い切ってくださいました。と感動しました。このような素晴らしい上気道炎レクチャーが耳鼻咽喉科の先生がされるということは、小児科医としてこれは励みになり、双方が歩み寄りAMR(AntiMirobial Resistance)対策におけるコラボレーションが進むだろうな、と感動したことを思い出します。そして私が感動したあのレクチャーがついに書籍化されました。やられた!です。私(達)も同じような書籍発行を目指していたからです。
「Phase」という誰にでも理解できるキラーワード、そして「見極める!」というパワーワードにそして上気道に熟練し、下気道や感染症にも長けた耳鼻咽喉科&プライマリケア医が執筆、この本はきっと奔放に蔓延してる我流感冒診療業界に一石を投じることになることでしょう。A4弱版の370ページとずっしり(50万文字くらい?すごい!!)と中身も濃厚です。本気本気で感冒診療を学びたい若手医師から、感冒診療を知り尽くした臨床医の再勉強(リフレッシャー学習)にまでお薦めの書籍です。

著者は耳鼻咽喉科専門医であり、開業医でもある。さらには感染症のスペシャリストでも有る。耳鼻咽喉科は外科医でもあるので創傷治癒についてもめっぽう強い。しかもベースに総合診療のマインドを持った方である。最近は漢方診療や栄養治療も積極的に取り入れて地域医療に貢献されている。


さて、開業医の大きな仕事として本当に風邪なのかそれとも重大な疾患なのかを見極めるということがある。風邪診療ではごく最近までは効果の無い抗菌薬を当たり前のように医師は処方していたし、患者さんサイドもそれを求めることも多々あった。しかし、風邪はウイルス性疾患で抗菌薬は効果が無く、副作用のリスクにさらすだけのものになってしまう。しかも、抗菌薬を普段使うことにより、世の中の耐性菌を増やしてしまい、ここぞと言う時に抗菌薬が効かないという事態を導いてしまう。抗菌薬適正使用の時代である。

 

著者は前著の時にも、この抗菌薬の適正使用を声高に伝えられていた。先生は数千人の会員を束ねる感染症倶楽部の総括でもあり、コロナ禍前には風邪診療や抗菌薬の適正使用の伝道師として全国行脚されていた。今は新型コロナ感染症の話題で世の中は持ちきりだが、新型コロナウイルス感染症の外来診療のマネージメントについてもネットで広く発信されている。


今回の著書のサブタイトルに、「風邪診療で知りたいことをぜんぶ本にしちゃいました!」とある。その言葉通りの内容で、本当に1人でこの著書を完成させてしまったのだろうか?と思うくらいの充実濃厚な著書である。医師が風邪診療について本当に知りたいことは、まず間違いなくこの中に記載がある。しかも、一つ一つの疑問に対して、EBMベースの記載が事細かに書かれているのは圧巻である。

 

このような風邪診療の著書は総合内科医や感染症専門医によるものが多いが、風邪つまり上気道炎は実は耳鼻科医の超専門領域でもある。著書の中には耳鼻科的手技についても記載があり、耳鼻咽喉科医にしか書けない内容が盛り込まれている。喉頭蓋炎や扁桃周囲膿瘍などは一般内科医には太刀打ちできないので耳鼻科ドクターの発言には説得力が有る。

 

更に先生は総合診療的マインドを大いにお持ちなので、風邪の漢方診療やサプリにまで言及されている。漢方診療については相当のボリュームを割いてあり、とても勉強になる。

 

ここまで様々な視点から風邪診療について記載出来るのはおそらく永田先生くらいしか居られないのではないかと感じる。実は先生は4人のお子様が居られるとのことで、毎日早朝に起床してお子様と一緒に早朝勉強をされているらしい。日々精力的で様々想いを必ず完遂されるその姿は敬意に値する。間違いなく僕のような曖昧な風邪診療をしている者の道標になること間違いない。

1医療機関に1冊の良著である。オススメです。

僕は病院薬剤師です。日々感染症と格闘しています。そんな中、この書籍に出会いました。感想は、とにかく素晴らしいの一言です。風邪診療に関わる薬剤師だけでなく、風邪を学ぶ全ての医療者が、手に取るべき書籍と考えます。

風邪なんて適当に診て、抗菌薬出してりゃ良いんでしょ?と思ってるそこのあなた
そういう方こそ、是非この書籍を手に取ってみてください。

あなたが、この書籍を風邪診療、日本の感染症診療をより良い方向に変えたいという筆者の熱い思いを感じながら読み進め、最後のページに辿り着いた時、自身の行動変容に気づくはずです。

筆者の熱い思いと共に紡ぎ出される各項目ですが、とにかく情報量が豊富です。更に、付録、動画など盛りだくさんです。繰り返し読んで、勉強していく事で、日々の業務に必ず役立ちます。皆さんにこの書籍の醍醐味を感じて欲しいと考えます。辞書的な使用も推奨します。薬剤師であれば医師との討議や患者への説明に役立つ有益な情報が盛り沢山です。

伝統的に施行されている治療や、今まで当たり前に処方、調剤していた薬剤がほぼ習慣的なもの、寧ろ害があるものだったというのは改めてこの書籍を読んで気づかさせられました。

未来の日本の感染症診療、風邪診療がより良い方向へ変わっていきますように。僕も筆者と同じく熱い思いと共に皆さんにこの書籍を推薦します。

私は小さい子供を持つ看護師です。
表紙の「すべての医療従事者のための」本、まさにこの通りって思いました!!

我が家の近くにある小児科は発熱で受診すると(様子を見てもいい状態ですが、病気保育を使用するのに医師の許可が必要でやむを得ず受診)、抗菌剤はじめ3〜4種類ほどのお薬が毎回どっさりと処方されます…
症状が改善されなかったらまた来てください…と言われ…、違う抗菌薬を出され、さらに量の多い薬を処方されるたびに本当に必要?風邪なの?風邪じゃないの?と思いながら子育てをしていました。しかも抗菌剤って、ウイルスではなく細菌にしか効かないはずなのに…。
 
我が子が成長する上で本当にお世話になりたいかかりつけ医を自分で選べるようになる内容の本だと思いました。看護師兼ママでも十分に理解できる、ありがたい一冊です!
 
また、この本は病院やクリニックで働く看護師はもちろん他、医師が常在しない施設看護師にもいざという時に知っておいた方がいい必要な知識が盛り沢山、勉強になる内容だと思います。
 
子供へ漢方の飲ませ方、咳にはちみつ、解熱剤の使い方なども参考になりました。咳止め、鼻炎止め、鼻や痰を出す薬の効果やクーリングに関してもそうなの〜!とか!!すごく詳しいのに難し過ぎず、読み進めていても疲れない感じが好きです^_^

Chapter1は、ウンウンうなずきながら、そうそう!あるある!と著者と他の医師、薬剤師、看護師、研修医の先生とのやり取りで引き込まれました。引き込まれたところでその症状や薬などからのアプローチが見事で、ハートと好奇心がつかまれたまま、読み進める感じに。自分の好きなところや興味のあるところから読める気楽さもありますし、こんな書籍を待っていました!!
 
耳や鼻やのどのみかたや看護師の必須スキルである肺の聴診の聴き方などもすごくわかりやすく、イラストもいっぱいで解剖も詳しく書いてあり、苦手な統計のことも本当に知りたかったことだけがしっかりと♪
普段の外来や病棟業務にも直結して非常に学びがいっぱいです。
 
小児科看護師にも、成人の病棟看護師にも、臨床で働くことが面白くなる、著者の先生のクリニックのような医師をママ達は求めているはずなのです。仕事もしながら子育てして、診断も曖昧なまま、検査するけど説明ははっきりしないし、検査結果に関係なくいっぱい薬は出る・・・その不満をすべて解消してくれるように、それらのナゼ、ナニが論文などからのエビデンスだけでなく、実際の臨床で経験されていることからくる考え方がその根拠などもすべて書いてあり、スッキリさせてくれます。薬の効果や目的、検査結果の解釈の仕方や多くの病気のことなども。
 
巻末には、小児の薬の量の体重換算表もあり、非常に有難いです。唯一心配なのは、これを1冊しっかり読んでしまうと自分の子供だけでなく、家族全員が風邪や風邪に似た症状が出たときに受診できる病院やクリニックが
ほとんどなくなってしまうかもしれないということです(>_<)
できることなら著者の先生のところに引っ越したい・・・
 
お世辞抜きで看護師にもおすすめ!!
しかも、著者のレクチャー動画視聴できてリーフレットもリーフレットもダウンロードまでできちゃう。
まさに風邪診療で知りたかったことがぜ~んぶ書いてある本です!

前線で困るコレ、取り入れて欲しいコレ、考えて欲しいコレ、説明が必要なコレが満載の書籍だと思います。今までの自分の風邪診療をそのままにしているか、読んで発見・改めがあるかで自身の診療の立ち位置も判然とするのではないでしょうか?。読めばたかが風邪、されど風邪を再認識すると思います。そしてこの領域でも多くの医学論文が出ていて貪欲な知識欲なしにはその対応は古く、時に有害ですらあるということを考えさせられる書籍です。

風邪はウイルス感染。だから抗菌薬を必要としない。ところが外来において時に細菌なのかウイルスなのかのみならず、どのような微生物による感染症なのかという微生物診断はしばしば困難だ。そうなると念のため、抗菌薬を処方ということになりやすい。では、細菌感染であれば抗菌薬は必須なのか? 溶連菌やマイコプラズマであっても多くは自然治癒する。

 

そこで著者の永田医師はフェーズでそれを判断すると提案している。私も日常診療で同じように体感的に行っていることであるが、著者は上手に言語化されている。

たとえ細菌感染であっても、ある程度の微生物を減らす支援があれば、あとは私たちの免疫が鎮めてくれるものだ。細菌感染かウイルス感染か釈然としない場合に、外来という比較的軽症で、経過観察という時間をかけることが大抵許される状況であれば、このフェーズを考えた抗菌薬の処方というものは大変に有用だ。

 

本書の特色はこのフェーズで治療を考えるということだけではない。風邪診療の参考書としては、本書でも引用される感染症専門医である山本舜悟医師や岸田直樹医師の書籍があり、ともに名著である。それを踏まえ、永田医師は待場の開業医として、また、外科的処置にも対応できるプライマリーケア/総合診療医、耳鼻咽喉科医として、小児から成人、高齢者まで診療をされている。この視点と経験は大変に貴重である。私を含め、多くの感染症専門医は成人を対象にして、病院で活躍する内科医だからである。著者は中耳炎や副鼻腔炎、咽頭炎、気管支~肺炎などの気道感染症について私たち感染症専門医のその先の視点で患者を診ることができる。そして地域医療を守る開業医として老若男女問わず、愚直に風邪診療に向かい合っている。この永田医師の経験を、オーソドックスな感染症診療を熱心に学ばれつつ、感染症倶楽部という予備校を一人で15年間に渡り開催してきた実績の上で、書籍化された。まさに、類書はないと言えるだろう。

 

コロナ禍において、外来診療も制限を受けている。しかしながら、感染対策をとりながら、従来の風邪診療を正しく行うことがより強く要求される時代を迎えたとも言えよう。

 

本書が風邪診療の前線に携わる多くの実地医家の日常診療の一助となることを確信し、自信を持って推薦する次第である。

著者である永田先生が羨ましい過ぎます・・・

正直なところ、内科の視点でしかみることが出来ない私は、このような視点でまとめることが出来る著者を羨ましく感じています。

私の某ICUの指導医は、集中治療も感染症も内科を超えることが醍醐味だとその昔飲みながらおっしゃっていたのが印象的でした(私もそれを醍醐味の一つと感じています)。

 

この本の視点はまさに内科を超えた内容で、小児から成人まで、内科にとどまらず耳鼻科的視点まで、さらには風邪とその周辺、漢方についても詳細に記載されており、参考になることばかり!個人的には、たくさんのお子さんの子育てをしながらこのような素晴らしい本を作り上げる熱量にはただただ頭が下がるばかりです。また、私の編著書籍である抗菌薬ドリルの編集で最も議論をつくしたのも永田先生でした。

 

このような本がある若手医師の皆様は幸せです。良く学び、実践するために必要な1冊です。私もしっかり学びなおそうと思います。

現在のCOVID-19時代であるからこそ、多くの医療従事者が「風邪」を診療しなければなりません。

本書籍の対象は、風邪診療を行う全ての医療従事者となっています。これまで複数の風邪診療の良書も発刊されていますが、小児から成人までを対象として、耳鼻咽喉科医の視点、小児科医の視点、内科医の視点、開業医の視点で執筆された書籍は本書が初ではないでしょうか。

このような書籍を発刊できたのも、複数の視点で診療を丁寧に行っておられ、また感染症倶楽部シリーズとして教育にも継続的に力を入れられている著者だからこそだと思います。

 

また、巻末には主要な抗菌薬の体重換算力価・総量早見シートもついています。このような視点も乳幼児から超高齢者まで幅広く丁寧に診療されている著者の視点があるからこそだと思います。

 

文字通り、風邪診療を行う全ての医療従事者におすすめの1冊です!

著者は、15年前に感染症の予備校として「感染症倶楽部」を立ち上げ、感染症診療の教育啓蒙活動に長年関わられており、個人的にも交流させていただいていますが、診療や教育に対する情熱だけでなく、心配りやユーモアに溢れた魅力的な先生です。

 

ここ数年で風邪診療に対する良書が次々に発刊されていて、誰が作ったかわからない風邪処方セットを使用していた自分の研修医時代とは隔世の感があり、今の医学生や研修医が羨ましい限りです。

 

本書籍は、病院勤務の内科医や感染症科医よりも圧倒的に多くの風邪症状の患者(成人も小児も!)を診療しているクリニックの先生ならではの視点、また永田先生の専門でもある耳鼻咽喉科医としての視点による記述が盛り込まれている点が最大の特徴だと思います。

単なる経験談だけじゃない、知識だけのエビデンス至上主義じゃない、忙しい毎日の診療の中で【説明処方箋:0円】を実践されているリアルな風邪診療を垣間みることができます。

 

初学者は通読した方が良いと思いますが、自分が気になる項だけを読むだけでも知識のブラッシュアップできます。個人的には、風邪症状への漢方薬の手持ちが少ないので、Chapter6のかぜ漢方薬30+1は早速試してみたいと思いました。それぞれの味や飲み方の記述まであり、患者さんにも説明しやすいです。

また「ヴィックスヴェポラッブで多臓器不全の報告がある」、「トローチは窒息予防のために穴まで開いてあるが駄菓子のように笛が鳴る機能はない」など小ネタも盛り込まれていて読者を飽きさせません。

 

風邪診療行う医療従事者全員に読んでいただきたいですが、特に初期研修医や開業される先生方におすすめしたいです。それなりに経験がある方にとっても、自分の足りないところを再発見でき、風邪診療をレベルアップさせることができると思います。

 

毎日の診療や近隣医療機関でのレクチャー、感染症倶楽部の運営、4人の子育て真っ只中、聞いただけで一体どこにそんな時間があるのか驚くばかりですが、ここまでわかりやすく言語化されているのはこれまで真摯に取り組まれてきたことが反映されているのだろうなと感じます。次に抗菌薬の書籍も発刊予定ということで、これもまた楽しみです。

著者の永田理希先生は感染症倶楽部を長期間にわたり一人で運営され、感染症に関する有用な情報を発信されてこられた先生です。永田先生の講演を一度でも聞いたことがあれば、その「熱意」を体感されていると思いますが、元々耳鼻咽喉科専門医と言う属性に加え、開業医として総合診療に携われ(=膨大な症例経験がある)、感染症に関して大変な質・量の勉強をされている。

 

以前から様々な場所や媒体で申し上げているのですが、症例をたくさん経験されている開業医の先生が文献にしっかり当たって勉強されると、最強の臨床医になられるんですね。ただそういう先生は稀であり貴重な存在というところがあるわけです。

この書籍の参考文献をざっと眺めるだけでも永田先生のこれまでの勉強が推察されるかと思いますが、とにかく「風邪様症状」診療に対する、これまで経験的に行われていたような対症療法であったり、抗菌薬治療投与であったり、一つ一つのプラクティスに関する根拠を、本当に丁寧に文献にあたり解説をしてくださっている本になります。私も「風邪」診療や診断に関して色々と勉強しなくてはならない立場でありますが、上気道や風邪診療の分野に関してはこの書籍一冊あれば、他に文献を集める必要もなく、座右に置いておくには最強の書籍だと思います。

底流にある思想としては、とにかく風邪症候群をはじめとするウイルス性疾患や鼻炎などに対し、無駄な抗菌薬を使わないということで、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが厚生労働省によって言われるずっと前から、感染症倶楽部を通して永田先生が訴えてこられていたことがしっかりと丁寧に語られています。私自身もプラクティスとしてはやっていたものの、その根拠に関してしっかりとした根拠を必ずしもパッと提示できなかったことも多々あり、大変勉強になります。

私は下気道領域を専門領域としていますが、上気道炎に関連して、咽頭痛を呈する性行為感染症(STD)に関してもページを割かれていますし、いわゆる風邪薬(対症療法薬)の使い方に関してもその根拠が丁寧に示されています。上気道領域の専門とされる耳鼻咽喉科の先生ならでは、耳・鼻・喉の診かた図説も親切です。そしてなかなかデメリットの多い西洋薬に対して、副作用の少ない漢方薬を用いる方法を示されていて、漢方薬の成分からしっかりと紹介されていて、大変勉強になります。

世に「風邪本」は名著がたくさんありますが、風邪の患者さんを多く診療される開業されている先生や病院勤務であっても一般内科外来をされている先生方は、今一度風邪に関するプラクティスをしっかりと確立されることをお勧めしたいところでありますので、やはり何冊か通読されることをお勧めします。その中の一冊としてこの書籍がお手元にあるのが理想的です。

著者の先生の前著【Phaseで見極める!小児と成人の上気道感染症】も購入して病棟に置かせていただいております。

以前、著者の新型コロナと風邪の見極めかたの講演会も拝見しましたがものすごい熱量とわかりやすい講演でとても勉強になりました。

特に自分は小児や鼓膜などは普段診療しないので苦手でした。過去の外勤当直では約束処方箋などをよく使用していたので、あるあるを踏んできたなと反省しております。大学病院は風邪診療の指導がなかなか難しいですね。

現在研修医教育に力を入れている身としましては、初期研修医の先生方に是非お勧めしたいと思います。昔いっていた外勤先のERの診察室にあればよかったのになと思いました。

「説明処方箋」を自分もこころがけていきたいと思いました。永田先生の渾身の1冊を是非、手に取ってみてください。

著者の永田先生の前著「あなたも名医!Phaseで見極める!小児と成人の上気道感染症 ( Jmedmed48 )  」から、さらなるパワーアップを果たされております(厚さもアップ!!)。

 

本著がパーフェクトな風邪診療の助けになることは間違いなしですが、それぞれの文章が細かいエビデンスに裏打ちされて記載されており、重要文献の”レファレンスブック”としても活用できそうです(めっちゃ助かります!)。350ページとボリュームがありますが、永田先生(軍師RIKI)と医師・薬剤師らの対話が導入にあり、また文章も堅苦しくなく読むことができました。

 

医師・医学生、薬剤師、看護師におすすめな書籍です!

この書籍をきっかけに気軽な抗菌薬処方(不適切処方)、特にキノロン、マクロライドの処方が減ることをただただ祈ります・・・

院内感染制御対策チーム/院内抗菌薬適正使用指導チーム 病院薬剤師

著者の日常的な丁寧な''診る''の集積のような本です。また分かっていないところは無理にこうだ!と

断定することもない、調べあげ日常診療でも経験に裏打ちされた''位置''の解説がされています。

・除外診断の塊、風邪を丁寧にメス!その薬、ホントに要りますか?(根拠あり)

・医師に必要なのは疾患の診断と、それがどの段階なのか'Phase''を見極めて対処する事。

 →そこを理解してその後のオーダー監査、調剤に臨む薬剤師でありたい。

・冒頭にはヤバいDr.NEP(何の略かは本書参照!)と軍師RIKI、小児科医や病院薬剤師K、若手内科医S、

 ベテラン医師、母親&患児、婦人科医M...の会話形式で楽しい♪

・風邪を起こす各ウイルスの特徴、風邪症候群のパターン別に図示あり。

・(苦手な人必見)感度&特異度、尤度比、検査前後的中率の解説あり。

・画像検査のPhaseによる適否。コストを考えさせられる点数まで。

・町医師として日常的と思われる上気道、耳鼻科専門領域から下気道まで実に丁寧な考察を文献的根拠

 を踏まえて。検査キット使いこなしから、薬剤師に興味深い解剖から、耳鼻科必携のツールを詳細に

 紹介あり(これもコスト的な論述から自作まで(笑))。

・ステロイドのPros&Consからクーリングの是非、抗菌薬のPharmacokinetics(PK)まで図示あり。

・日本で診療してて、気にせずにはいられない保険査定情報にも触れています(笑)。

・実際に診療しない薬剤師には嬉しい微生物ごとの咽頭所見の特徴や頻度の表も。

・風邪へのビタミンCや亜鉛にも その位置付けに決着か?の考察が。

・断続性副雑音のPhaseで定型、非定型肺炎を見極める考察は初めて知りました。

・風邪や上気道、耳鼻咽喉科を極めるあまり、従来対処しにくい症状に漢方薬も紹介されています。

 ツムラ、クラシエ、コタローの成分含量が表になってて見やすい。

・漢方薬を小児に飲ませる方法や飲むのが苦手な大人の対処まで。先生の子供達と奥さんの''味''の感想

 一覧には伝えたい!実用的でありたいという本書執念を感じました。

 というわけで、かなり広範囲な医療の入り口に否が応でも対応しないといけない方から(COVID-19の章

 もあり)、関わる職種には必要な、そして前向きな意思まで味わえます!

​下気道感染症の苦手な耳鼻咽喉科医の外来診療に必須書籍!

私は、耳鼻咽喉科医です。病院で手術を行い、外来診療では風邪をはじめとした上気道感染症が大多数を占める中、誰に教わるのでなく、個人の経験の中で実践してきました。鼓膜や鼻内、口内を見ることは専門医として自信がありますが、下気道感染症に関しては教育を受けたことも対応したこともほとんどないため、小児科や内科の先生におまかせしたり、自信がないために咳がひどいとなんとなく抗生物質を処方していました。実際、紹介しても採血?レントゲンだけ撮影して、結局、抗生物質を処方されているので、それでいいのかな?とも思っていました。

 

しかし、この書籍を読んでみて、自分で専門医としてできていると正しいと思っていた中耳炎・鼻副鼻腔炎・咽頭扁桃炎の診かたや抗菌薬処方Phase基準なども全くことなっていたことに気づかされました。そして、聴診の仕方、肺炎の診かたなど、私のような初学者でも非常に学びやすく、さすが外科医らしく、すべてが解剖目線でのアプローチがすごく響きました!

この書籍の内容をマスターして初めて、自分は風邪を診れる医師だと胸を張れるようになるはずだと

​感じました。自分の気になる、学びたい、知りたいChapterから読めるようにできるのもすごく有難いです。

風邪症状に対する風邪薬相談を受ける薬局薬剤師に必携!

私は、ドラッグストアの薬剤師ですが、風邪症状で風邪薬の選択相談などを受けることが結構、多いです。そんな際にどんな風邪薬をお勧めしてよいのか?また、風邪ではなさそうなので感染症に知識のある医療機関への受診を提案すべきなのかなどの答えが、この書籍にすべてあるように感じました。

​ 自分の気になるところから、読み始めています。読破すれば、何かが見えてきそうな予感がします。

診療所医目線、そして、外科医目線の加わった初の風邪書籍

永田先生の最新作。

「風邪」診療に関しては既に名著が複数ありますが(往年を思い出すとそれだけで涙…)、「風邪」を診る上で避けて通れない「耳・鼻・喉」を該当領域のプロ(いざとなれば切り開いて自分の目で確認できる人/内科医の手に負えなくなった重症例を感染症寄りの目でみてきた人)の視点から語っているのは本書のポイントかと思います。

学生時代からちゃんと勉強してこなかった自分には、本当に有り難い書籍です。

素晴らしい医療従事者の処方箋本

とてもわかりやすく、参考文献をきちんと書かれており、また漢方薬の処方の仕方が詳しく、そして、生薬の特性がちゃんと書かれている風邪を治す本はなかなか無いので興味深かったです。

また、会社による量の記載は驚きました。

先生の著書は、いつも学ぶことが沢山あります。

勉強になります。

ぜひ、行けなかった先生の講演会に開催が決まれば参加したいです。

漢方内科医

3月の出版後もWeb版が更新されており、今後もupdateされていくのでしょう。でも、二次文献としてはUpToDateよりもDynamedのようなファクトブックとして構成されており、これがまた拾い読み派として好きな作りです。本を持ち歩かなくても、インターネットに繋げればどこでも読めてしまうところがまた素敵ですね。

風邪に対する対症療法と漢方薬についてもエビデンスベースで膨大な量が記載されており、追加したい論文は特にありません。自称「漢方医ではない」永田先生にここまでやられると公認「漢方医」の僕はどこへ向かえば良いのか完全に迷子になります。

ベテラン若手問わず、医師はもちろん、看護師薬剤師、さらに患者が読んだって良いかもしれない、そんな「すべての医療従事者のための」風邪ファクトブックが登場しました!

臨床に役立つ1冊

最近は「かぜの本」は良い本が増えてとても心強いのですが,この本は,開業医で耳鼻咽喉科の永田先生ならではの臨床経験の豊富さが沸々と湧き出ている臨床本です.

さすがに最近は「かぜに抗菌薬」を出すことはなくなっていると思いますが,その根拠と対症療法薬についても丁寧に書かれていますし,それも臨床医ならではの視点が盛り込まれています.風邪を診療する機会がある方には,ぜひ読んでいただきたい新しい1冊です.

患者さんに知れずと有害すらある風邪診療をしていないか確認できる。

前線で困るコレ、取り入れて欲しいコレ、考えて欲しいコレ、説明が必要なコレが満載の書籍だと思います。今までの自分の風邪診療をそのままにしているか、読んで発見・改めがあるかで自身の診療の立ち位置も判然とするのではないでしょうか?。読めばたかが風邪、されど風邪を再認識すると思います。そしてこの領域でも多くの医学論文が出ていて貪欲な知識欲なしにはその対応は古く、時に有害ですらあるということを考えさせられる書籍です。

在宅医療医

「日本の慣例的風邪診療をひっくり返した!」と記憶されるであろう、凄い本が出た。

 著者は、これまで誰でもが診てきた風邪患者に対し、なんとなくしてきたその診療スタイルや検査&採血結果の解釈、画像検査の適応基準、や抗生物質の使い方はもとより、対症療法薬としての風邪薬などにも真摯に向かい合うことで、目の前の患者に最善を尽くすことを徹底する事から始め、最新の文献を読み漁り、エビデンスを抽出し、自身の臨床で実践検証し、積み上げてきた。

また、日々の診療だけでなく、他の医師・すべての医療従事者に熱く語りかけ、その知識と経験をアウトプットし、学びのシェアを15年にも渡り、1人で継続してきている。閉鎖的・封建的な石川県において全国に発信している風邪を含む感染症教育のパイオニアであり、インフルエンサーである。

 

その確固たる信念は、新型コロナウイルスも一感染症として乗り越えられるのだという勇気を与えてくれる。実際、02月06日には、『新型コロナウイルス感染症の見極め方』レクチャーを全国WEB配信開催され、全国から900名に及ぶ参加者となり大盛況となったときいている。

 

その経験と知識をもとにそれらを言語化した書籍となっており、感染症をまったく勉強していなかった医師であってもスーッと頭に入ってきて引き込まれてしまう。

 

読み進めていくと、その資料性と文献の豊富さに驚かされる。まるで、風邪のハリソンの教科書を手に取った充実感がある。そして、本書が「今」の集大成のみならず、今後どんどん改訂されていくリーフレット・増えていくレクチャー動画へサイトのアクセスキーもあり、そこから著者に質問したりも出来るなど、いたせりつくせりの現場感いっぱいのリアリティが溢れている。

 

このような小児〜成人〜高齢者にわたり、発熱風邪診療の臨床推論に基づいた診断学と治療学、薬理学を実践し、西洋医学だけでなく、漢方診療、栄養学診療などにまでにわたった知識と経験を町医者/外来診療目線、外科医目線で書かれた書籍は、他に類をみない。

これをたった1人で書き上げたというのである。もはや、感嘆でしかない…

 

重症感染症や稀な疾患などの病院目線の感染症専門医からの書籍は、いまや類書はあるが、外来発熱風邪診療の最前線の現場からは日本初である。開業医、外来臨床医のバイブルとして、歴史に刻まれることであろう。

 

我流になりやすい発熱風邪診療。1人でも多くの開業医に手に取ってもらいたい書籍である。

東京医科歯科大学 感染症内科 教授 具 芳明

AMR臨床リファレンスセンターでの活動でとにかく好評だったのが「かぜ診療ブラッシュアップコース」でした。抗菌薬を使うな、だけでなく、診断の考え方や対症療法を解説したことが日常診療の見直しになると好評だったのです。

 

永田理希先生によるこの1冊は「風邪」診断の考え方だけではなく、重要な鑑別疾患、対症療法の考え方、検査の考え方、診察のコツなど実に広く深く学ぶことができる内容となっています。耳鏡や鼻鏡の使い方など、あらためて学ぶことの少ない内容まで丁寧に解説されているのはありがたいです。まさに、日常診療の見直しにもってこいです。

全体を通じて感じるのは日常診療に根ざした眼差しです。臨床家ならではの地に足のついた記載と、エビデンスに裏打ちされた記載のバランスが心地よいです。

永田先生は開業医として日々忙しく診療にあたりながら、その経験の言語化と学問的な裏打ちを積み重ねている方です。そんな永田先生だからこそ書ける内容に満ちています。

 

ここ数年、風邪診療をきちんとやることは医学的にも興味深く学びの深いものだとのメッセージをはじめ多くの先生方から出されるようになりました。

そこにまた一つの金字塔が打ち立てられたと言って過言ではありません。

日本の風邪診療はきっと変わっていくと心強くなりました。

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