あなたのその風邪薬、本当に効果がありますか?
- feverworkup
- 6月21日
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更新日:6月25日
鼻炎止め、咳止め、気管支拡張薬、去痰薬、抗炎症薬、解熱鎮痛薬などを風邪の際に症状を軽減する目的で昭和の頃から、よく日本では処方されます。複数入った総合感冒薬という薬
までが保険処方で医師に処方されたり、市販の風邪薬として販売されており、飲んだことも
あると思います。
しかし、実際、あなたやあなたのお子さんが内服して際に効果を実感したことはありますか?昭和から平成、令和となり、世界の感染症診療はかなり進歩しました。
昭和の医療は、「一応、念のため、何か薬を足すことがいいこと」とされた医学教育をされており、肺炎のけ、喘息のけと何となく、抗生物質や喘息の薬を医師が、患者さんにもそのようにされていました。そして、医者様の時代であり。患者さんもそれがいいのだと教えられてきました。
平成の医療は、耐性菌が出てきて問題となり、安易な抗生物質、いわゆる抗菌薬を出すべきではないということになってきました。風邪に抗菌薬を出すことがよくないということが少しずつ浸透してきました。そして、患者様といった時代になってきて、何かずれた考えたことをいう方が一部に出てきて、見直しが必要とされました。
令和の医療は、不要な検査、不要な薬が処方するべきではなく、臨床推論/診断学が重要とされるようになり、安易な検査、安易な抗菌薬、抗ウイルス薬、そして、風邪薬なども
処方されるべきではないという考えが浸透してきました。そして、医師と患者さんの立場は同等であり、患者さんは医師の経験と知識を共有し、一緒に治癒/改善していくというゴールに向けて歩んでいこうというようになりました。
ここで重要となるのは、医師が日々、医学知識のアップデートをし続けているかという事になります。ここが昔とった杵柄(きねづか)で何年も数十年も勉強していない、製薬会社の一方的な情報やテレビの一方的な報道だけでしか医学知識を得てない状態の医師であると
すべてが崩壊してしまいます。
風邪症状でかかりつけ医に受診された場合、どんな診察を受け、どんな薬を処方されていますか?診断名は?検査の目的は?薬の目的は?きちんと丁寧に説明を受けていますか?