咽頭扁桃炎の90%は抗菌薬(抗生物質)が不要なウイルス性であり、抗菌薬が必要となる細菌性咽頭扁桃炎となるのは10%ほどといわれています。

 細菌性のほとんどは、A群溶連菌という細菌であり、咽頭や扁桃の所見や前頸部リンパ節の腫れなども含め、総合的に可能性が高いと判断とした場合に綿棒で扁桃を擦過する迅速検査を行います。

 それで陽性となった場合にペニシリン系抗菌薬を処方すると周囲への感染力も24時間で軽減し、重症化や合併症を予防できるとされます。

 A群溶連菌以外に嫌気性菌が原因となることもあったり、3歳未満の場合には、重症化したり合併症を起こすことが少なく、保菌していることも多いので、本当に治療が必要かという見極めも重要となります。

 感染症に知識と経験のある医師の診断が必要な病気です。のどが赤いから、白い膿がついているから抗菌薬ではないのです。

咽頭扁桃炎外来

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