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 鼻副鼻腔炎(蓄膿症)の90%は、実は抗菌薬(抗生物質)が要らないとされています。

 黄色い鼻がでるから、蓄膿症。レントゲンで陰影があるから、蓄膿症でそのすべてが抗菌薬(抗生物質)が必要ではなく、その効果が期待できるのは10%ほどでしかありません。つまり、90%が抗菌薬がなくとも治癒するのです。

 症状や時間経過など総合的に判断し、ベストな治療が何なのか?抗菌薬?漢方薬?手術?

 そもそも鼻副鼻腔炎(蓄膿症)なのかを見極めるのが医師の仕事だったりします。

 漢方薬もどういった症状に対して、どの漢方薬が効果的なのか、その証を見極めるスキルが必要となります。やみくもに漢方薬でもないのです。

​ また、クラリスロマイシンなどのマクロライド抗菌薬は8週間以上慢性的な鼻副鼻腔炎の症状が続いていて、アレルギー性(好酸球性)でない場合に、短期間(3カ月以内)だけ、抗菌効果以外の粘膜遊走能改善効果を期待して、裏ワザ的に使うことぐらいしかなく、安易にダラダラと使うことはデメリットが勝ることになります。

 安易な抗菌薬の処方は、効果よりも副作用が勝ったり、耐性菌を誘導し、本当に必要な時に効果がなくなったりすることもあり得ますのできちとした見極めが重要となります。

​ 時に真菌(カビ)だったり、癌や腫瘍だったりすることもあります。

 感染症とアレルギー、漢方診療、頭頸部腫瘍/がんの知識と経験のある医師により診断が必要な病気です。

鼻副鼻腔炎外来